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50肩を治してはいけない!?
曇り空の月曜です。
昨日までまた東京修行に行っておりました。
私たちはとかく痛みや不調について、忌み嫌う傾向がありありますが、ちょっと視点を変えて、たとえばそれもすべて体のバランスをとるために起こしていることだとしたら、その不調をどう扱うか?
そんな取り組みでした。
身体志向の取り組みの中にはいろいろな手法や概念があり、そのどれも間違いではないと思うのですが、
悪いものは切って捨てればいい、熱が出たら解熱剤、痛みがあったら鎮痛剤という西洋医学的な方法では本来の身体の機能や健やかさは失われてしまうのではないかと思っています。
そういう意味で、NO DOING 、NO CONTROL の相手を変えようとしないスタンスのスウィングボディ(揺らしの施術)が気に入っていて、それはアストレイアの、私の施術のあり方にもつながっています。
アストレイアの施術の目的は 「本来の身体の状態を思い出す」なのです (^_-)-☆
この主語はお客様。つまり、思い出させるのではなく、お客様が思い出すなんですね!
先日の揺らしの修行中、50肩で腕が上がらない人を治してはいけない と先生が言い出しました(笑)
50肩操法をしているときにです!
治す方法をやっているのに、治してはいけない・・・
こういう話になることは長い付き合いなので慣れていますが、初めての人には???となる瞬間です(笑)
要は、50肩になることには理由がある、その他、身体の不調や痛み、病気もしかりです。
風邪は病気でなく、身体のデトックス。ワクチンの後に発熱するのも本来の身体の機能として正常なことです。
そういう意味で、50肩は何のサインなのか。
手が上がる位置には血がめぐります。手当、という言葉があるように、触れてところに血液が集まるようになっているのですが、腕が上がらないというのは、頭に血液を集めたくないという体の反応とのこと。
実は腕が上がったことで、脳溢血や脳梗塞になる確率が一定数あるようです。
つまり、脳溢血の可能性を身体が感じているから、腕を上がらないようにしているのが50肩なのです。
だから、治してはいけない。
う~ん。
いろんなケースがあるので一概にはいえないですが、
心理的要素も多いように思います。
不安や緊張が起こったり、続いたりしたときに痛みや不調、病気は起こったりします。
無意識化のうちにすすむので、はっきり自覚できる方は少ないかもしれませんが。
50肩であっても、なくても、心理面も含めた身体の全体のバランスをとるように働きかけること、
50肩だけを治そうとしないこと、それが先生の言いたかったことかなと思います。